現状の収入(売上)の安全率は?
現状では利益が出ているが、その収入(売上)がどの程度安心できるのか、又は安心でき
ないのかを数字で確認するためには、まず、損益分岐点を計算をする必要があります。
(1) 損益分岐点を調べる
利益が出るか損失(赤字)になるかの境を損益分岐点といい、損失(赤字)を出さないため
に最低限確保しなければならない売上金額を意味しています。
損益分岐点を求める手順としては、最初に必要経費を変動費と固定費とに分解しま
す。
変動費と固定費の区分
変動費は、収入(売上)金額がゼロのときはゼロとなり、収入(売上)金額が増えればこ
れに比例して増加する費用で、薬品・原材料等の「売上原価」、歯科技工料や検査委託
費等の「外注工賃」、医療廃棄物等の「廃棄物処理費」などが該当します。
固定費は、売上金額の多い少ないに関わらず一定額が発生するものをいい、変動費
以外の全ての必要経費が該当します。
しかし、その科目によっては、はっきりと変動費か固定費かを分けにくいものもあ
りますので、まずは大まかに区分してみて、それで不都合な科目については更に細か
く区分するようにしましょう。
例えば「給料賃金」の内、常時必要な従業員の給料は固定費で臨時のパートやアルバ
イトの賃金は変動費とするなど、科目ごとに変動費と固定費の金額(又は割合)を決め
ていく方法もあります。
変動費率
次の手順として、売上金額に占める変動費の割合、つまり変動費率を求めます。
変動費の合計額 / 売上(収入)金額 = 変動費率
損益分岐点
最後に、変動費率を使って損益分岐点を求めます。
固定費の合計額 / 1 − 変動費率 = 損益分岐点
(赤字にならない最低限の売上高)
(2) 安全率を確認する
損益分岐点が計算できたら、次に現状の売上金額がその損益分岐点に対してどうな
のかをみます。安全率は、現状の売上金額を100として損益分岐点売上高との差を表
しており、例えば安全率が50%の場合は、収入(売上)金額が現状より50%下がって
も赤字にはならないという意味なので、この割合は高い方がより安全というわけで
す。
収入(売上)金額 − 損益分岐点売上高 / 収入(売上)金額 × 100 = 安全率
40%以上・・・安全
15%未満・・・警戒
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